与太話

[SGK33]part1.青岸渡寺

誰得過ぎる旅企画「西国三十三カ所巡り-SGK33」。今回は一番札所の青岸渡寺と当日のルートを紹介します。煩悩まみれのポップフライを打ち上げた監督の話はまだ次回・・・

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前回:[SGK33]西国三十三カ所の旅 part.0

誰も得しない西国三十三カ所巡りの記録part.1。

西国三十三カ所一番札所「青岸渡寺」です。

青岸渡寺の場所

紀伊半島の南東部、那智勝浦町にあります。

ちなみに今回の旅では伊勢神宮から出発し、湯ノ山温泉に泊まると見せかけての青岸渡寺行きというルートをとりました。

高速を使っても約5時間。

海岸沿いの道路を夜間に走るのはかなり不気味でした。

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那智勝浦の町から、かなり山間に入ります。

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「那智の滝」が見えて来たら到着。

駐車場は有料・無料が入り交じっているので要注意。

今回は時間短縮のため、社務所近くの駐車場まで向かいました。
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駐車場からも滝が見えます。

熊野那智大社

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そして到着青岸渡寺・・・の前の熊野那智大社。
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熊野三山の1つで、『紀伊山地の霊場と参詣道』の1つとして世界遺産登録されています。
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熊野三山では太陽の化身として「八咫烏」が信仰されていることが知られています。

ちなみに八咫烏、神武天皇が日向から大和に都を移す際、熊野から大和の道案内をしたと古事記にも書いてある。

なお、主祭神は「熊野夫須美大神(熊野権現)」なので八咫烏を祀っている神社というわけでは無い模様。

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拝殿前にはめっちゃでかいおみくじが置かれています。

そして青岸渡寺

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拝殿の右横を少し入ると見えてくるのが今回のメインの青岸渡寺です。
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朱色の熊野那智大社と良い対比になっているようにも見えます。

西国三十三カ所1番札所

西国三十三カ所1番札所

諸説ありますが、12世紀後半に熊野詣が盛んになったことが関係している様子です。

西国三十三所における熊野那智山の位置付けであるが、熊野那智山には三十三所の開創や巡礼との関係が多数ある。伝説上の開創を裸形とし、奈良時代以前から特別な聖地であった那智山には、三十三所の伝説上の開創である花山院が寛和2年(986年)に参詣をしたことに由来して、多数の伝承が見られる。それらの伝承には、例えば那智滝で花山院が千日滝籠行を行ったとするほか、滝元千手堂の本尊を花山院に結びつけたり、妙法山に庵や墓所があったとするものが見られ、那智山における花山院伝承は非常に重要である。また、中世には諸国を廻国遊行する廻国巡礼行者が多数いたが、那智山には三十三所を巡る三十三度行者なる行者に那智山の住僧が多数なっていただけでなく、その往来手形もまた那智山が管掌するところであったと青岸渡寺伝来の史料は伝えている。こうした点から分かるように、当初摂関期の観音信仰をもとにしていた三十三所は、院政期に熊野詣の盛行の影響下で熊野那智山を一番札所とするようになり、花山院の伝承の喧伝や三十三度行者の活動を通じて、熊野那智山により広められていった。三十三所が固定化し、東国からの俗人も交えて民衆化するのは15世紀半ばを下る時期のことであった。
西国三十三所 – Wikipedia

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少し奥に入ると那智の滝と三重の塔がよく見えるスポットがありました。

那智の滝はかなり近くまで見に行けます

ちなみに那智の滝はかなり近くまで見に行くことができます。

 飛瀧(ひろう)神社

飛瀧(ひろう)神社


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滝自体を「飛瀧権現」として、熊野那智大社の別宮扱いで祀っているようです。
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もっと近くまでいけるようなのですが、時間の関係上断念。

朝10時台という朝マックも終わっていない時間帯なのに既にスケジュールが押しているあたり、無茶なスケジューリングが伺えます。

なにせその日のうちに紀伊半島を1周して京都に帰る必要がありましたから・・・

「時間がない」と言っている割に、西国三十三カ所巡りの当事者の監督がかなり観光モードに入っていたのは予想外でした。

有名な割になかなか行くことが困難な那智大社に来ることができて舞い上がっているのか、はたまた前夜に西国三十三カ所行きを告げられてヤケクソになっているのか。

今年の草野球チームのシーズンも既に始まっていますが、この旅で煩悩を落としきって良い采配をとって頂きたいものあります。

次回、二番札所紀三井寺、もしくは潮岬などの寄り道レポートを掲載予定。

ブックマークや限定記事(予定)など

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