#IODD2015 インターナショナルオープンデータデイ@滋賀に行ってきた
2月21日は「インターナショナルオープンデータデイ」。 世界各地で様々なオープンデータ関連のイベントが催されていましたので、それの滋賀版に参加してきました。 インターナショナルオープンデータデイとは? 直訳すると「国際オ […]
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2月21日は「インターナショナルオープンデータデイ」。
世界各地で様々なオープンデータ関連のイベントが催されていましたので、それの滋賀版に参加してきました。
インターナショナルオープンデータデイとは?
直訳すると「国際オープンデータの日」という感じでしょうか。
オープンデータの公開・利用を促進するために始まった取り組みで、世界各地で様々なイベントを同じ日に開催することでより盛り上げていこうという企画だと考えてもらうとなんとなくつかめるかなと思います。
opendataday.orgを見ると今年はなんと全世界で219ものイベントが2月21日に開催されたそうで、この先より「オープンデータ」への注目が増えていくのではないかなという印象です。
日本だけに拡大してみるとこの密度である。
当日の様子
作ったもの
せっかくなので、今までDBpediaとセットでいじり続けていたPolymerゴリゴリで作ってみました。
core-ajaxで守山ほたるパーク&ウォークのデータを取得して表示するだけの簡単なサービスです。
使っているPolymerのバージョンが古かったためか、GoogleMap系のコンポーネントが意図した動作をしてくれませんでしたorz
今後追加するとすれば、
- DBpediaやGoogleMap・YouTube辺りと組み合わせた情報量の増加
- WP-APIでの投稿処理
- manifest.webappやMonaca辺りでのネイティブ化
辺りでしょうか。
イベント当日にどれくらいのアクセスが有るか、アナリティクスで解析してみたいところです。
参加してみての感想
今回のイベントに参加してみて、シビックテック的な企画では「エンジニアと非エンジニアをいかに同じテーブルに座らせるか」が肝になってくるのかなと思いました。
実際にアプリやサービスを作るのはエンジニアですが、それが解決する問題やそのために必要なデータを用意できる人は非エンジニアであることがほとんどです。
とすると非エンジニアは「どのようなデータがあれば問題を解決できるかどうか?」や「作ったデータに問題がないか?」といった話をエンジニアとする必要がありますし、エンジニアは「どういうことを問題に感じているのか」や「どのようなデータなら用意できるのか」を非エンジニアから知りたいはずです。
実際今回のイベントでも、「ホタル撮影にフラッシュをたく人が多くて困っている」という問題の提示があったことで「フラッシュをたかないようにするための仕掛け」を備えたサービスが登場しました。
なのでエンジニア・非エンジニア双方がいかに相手を自分のフィールドに巻き込んでいけるかが、今後「オープンデータ」をバズワードで終わらせるか否かにつながってくるのではと思います。
そういう意味ですごく面白いなーと感じたのが和歌山県です。
今のところ道路の規制情報とライセンス関係のテキストのみですが、今後どうなるかすごく気になります。
余談:ハイプ・サイクル的にはまだまだこれから
興味本位で「オープンデータ」がガートナーの「ハイプ・サイクル」でどこにいるかちょっと調べてみました。
画像ではちょっと見つからなかったのですが、Hype Cycle for Big Data, 2014を見ると現在「On the Rise」で「At the Peak」には達していないとのことです。
ですので2016年くらいまで盛り上がってから「幻滅期」に突入、本格的に広まるのはそれを乗り越えてからになりそうです。
汎用化されるのはかなり先になりそうですが、幻滅期に突入した時にどうなるかがちょっと興味深いところでもあります。