「ショールーミング」に対抗しない対抗策を3つ考えてみた。

衣料品ECモールのゾゾタウンとパルコが「ショールーミング」で提携を始めたそうです。 投稿 by モバイルファースト・マーケティングラボ. 以前からちょいちょい話題(問題?)になっていた「ショールーミング」。 日経新聞のほ […]

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目次

    衣料品ECモールのゾゾタウンとパルコが「ショールーミング」で提携を始めたそうです。

    以前からちょいちょい話題(問題?)になっていた「ショールーミング」。

    日経新聞のほうでは「ショールーミング」のことをこんな風に説明しています。

    実店舗で商品を下見してネット通販で購入する消費者の行動
    日経産業新聞 Editor’s Choice

    具体的な例としては「本屋で下見して、Amazonで中古本を購入する」なんてのが多いんじゃないでしょうか。

    あとネットではないですが、「近所の電気屋で下見してからヨドバシカメラで買う」というのもありがちな気がします。

    個人的には、「商品を実際に見てみたい」けども「できるだけ安く買いたい」という売る側からしたらかなりわがままな「消費者の願望」を実現させる方法の1つなのかなと思ってます。

    ショールーミングの問題点とか

    パルコとゾゾタウンの提携が話題になっている理由の1つに、「ショップ側がショールーミングを受け入れた」というところがあります。

    今までは「ショールーミングは禁止したい」というスタンスのショップがほとんどでした。

    ショップ側としては「うちの売り上げにならないじゃないか」というのが本音なのじゃないでしょうか。

    結局のところ、この「自店の売り上げが減ること」がショップ側にとって「ショールーミング」を受け入れがたい理由なのかなと推測しています。

    裏返せば「自店の売り上げにつながる要素」さえ提示できれば「ショールーミング」も受け入れられるのかなと思います。

    とりあえず思いついた「ショールーミング」の利用法3つ

    1:アフィリエイトを利用する

    「Amazonで購入されるのなら、Amazonから広告料をもらおう」という発想です。

    ディスプレイの近くに「QRコード」を設置して、そのURLを「Amazonアソシエイトプログラム」で生成したURLにするイメージですね。

    リンク自体はAmazonアソシエイトの「テキストリンク」から生成できるので、実行すること自体はさほど困難ではないかと思います。

    ただ、アソシエイトの報酬はさほど多くない(3%〜8%|参考)ので、「わざわざAmazonを儲けさせてどうするんだ」という疑問は残りそうです。

    「どうせAmazonのショールーム扱いされるのなら、紹介料くらいもらっちゃおう」という割と後ろ向きな利用法ですね。

    2:自社ECへの動線をガッツリ仕掛ける

    「他所のECに流出させるくらいなら、うちのECで買ってもらえばいいじゃない」という発想です。

    ヨドバシカメラなんかはほぼこれに近いことをしてますね。

    「ショールーミング」は「商品名を検索して、安い商品を探す」という手順をユーザーが踏んでいると思いますので、その手順よりも楽にできる方法を提示できればそちらにユーザーを引っ張り込めるのではないかと思います。

    「検索よりも楽な方法」としてはやはり「QRコード」でしょうか。

    ECサイトの商品ページに「他社との価格比較要素」があれば、そのままECの方で購入してくれるんじゃないかと思います。

    価格で負けている場合は・・・オプションサービスなどの「差別化要素」を商品ページでPRするしかなさそうです。

    3:ディスプレイを広告枠として販売する

    1に近いのですが、どうせならGoogle/Yahoo並みに大掛かりにやってしまおうというものです。

    同業他社のECサイト向けに「うちのディスプレイにQRコード置いてみるかい?」というアプローチを仕掛けます。

    商品ディスプレイの周辺に「ECサイトの広告枠を設置する」ということですね。

    1がアフィリエイトを実施しているAmazon辺りへの対策なら、3はより直接的に「広告営業」をしようというものです。

    「広告料をいくらにするか」というのがポイントになりそうですが、「定価ー商品原価」をベースに算出できないかと思いますがいかがでしょうか?

    そもそも「誰がその広告枠を買うんだ」という突っ込みがありそうですが、まぁ「こういうのもありじゃない?」ということで。。

    まとめ

    ということで思いつくままに3つほど考えてみましたが、いかがでしょうか。

    「ショールーミング」が広まると、「全世界のショップが競合店になる」という末恐ろしい事態が発生します。

    なので「戦う姿勢」を見せるのも大事だとは思いますが、今のうちから「どうやって利用してやろうか」と考えることも大事じゃないかと思います・

    こういう本もおすすめです

    Amazonで「ショールーミング」と検索すると、こんな本が出てきます。

    「ショールーミング」に対抗することも大事ですが、実店舗自体の魅力を高めることがかなり重要かなと思います。

    これから読もうとしている段階なのですが、目次を見ているだけでも「参考になりそうだ」という印象があります。

    ちなみに目次がこんな感じになっています。

    <目次>
    第1章 マインドシェアの獲得
    第2章 企業(店舗)イメージをつくる
    第3章 従業員満足を高める
    第4章 社会貢献・地域貢献
    第5章 新規客開拓
    第6章 来店頻度向上
    第7章 既存客固定化
    第8章 来店動機を増やす
    第9章 客層の拡大
    第10章 シニア対策
    第11章 買上げ点数を増やす
    第12章 買上げ単価のアップ
    第13章 購買意欲の喚起
    第14章 特定商品・ブランドの推奨
    第15章 独自サービス
    第16章 利便性を高める
    第17章 価格戦略
    第18章 モバイル時代への対応
    付録

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