JP_Stripes大阪vol7に参加 & RevOpsについて登壇してきました
2023年10月に大阪で開催されたJP_Stripesのオフラインイベントでは、Stripeを活用したサービス開発や収益化の事例が紹介されました。AWSとGCPの事例を聞くことができる貴重な機会であり、マネージドサービスやノーコード開発を通じて効率化を図る取組みも紹介されました。また、Stripeの組み込みにおいてmetadataの活用や決済成功率の向上についても話題がありました。イベント参加者はStripeのダッシュボードを活用することでビジネスの状況や対応が必要な案件を把握できると紹介されています。
目次
Stripeのユーザーコミュニティイベント、JP_Stripesのオフラインイベントが2023年10月に大阪で開催されました。参加者兼スピーカーとして参加しましたので、振り返りを簡単にしたいと思います。
テーマは「サービスローンチやPMFを、Stripeでどれだけ早くできるか」
イベントテーマは「新サービス開発・収益化を加速するStripe活用法」で、実際にStripeを活用されている3社の事例セッションもあるイベントでした。
AWS / BigQuery / Elasticsearch / kintoneなど、さまざまなサービスと連携した事例が登場
FaaS、機能特化系のSaaSのユーザーイベントならではの光景だと思いますが、AWSとGCPの事例が同時に聞けたのはとても貴重な機会でした。
AWSの事例もGCP(アプリ本体はfirebaseとのこと)の事例も、サーバーレスなアーキテクチャで構成されていました。素早い市場投入や社内の開発リソースの効率化のために、何をマネージドサービス・SaaSに任せて何の開発に集中するかをキッチリ取捨選択されたことが伺えました。
また、kintoneの連携事例ではバックオフィス業務(今回は督促業務でした)を、できるだけノーコードで社内の開発リソースを使わずに効率化する挑戦の話でもあり、社内のDXやバックオフィスの効率化などに取り組まれている方にとってはとても興味深いセッションだったと思います。
metadataと決済承認率についての言及は、もしかすると初めてかも
さらにStripe社員として参加していて興味深かったのが、「metadataをもっと活用しよう」や「決済成功率を上げるために、請求先住所情報を収集した」というStripeの組み込みについて1歩も2歩も踏み込んだ話題があったことです。
Stripeのほとんどのリソースには、metadataを設定することができます。そしてmetadataを利用することで、決済やサブスクリプションデータと関連する情報(LINEのユーザーIDや商品の発送時期など)をStripeに集約したり、システム間のデータ連携時に利用できたりします。
また、セッションではあまり出てきませんでしたが、Search APIを使うことで、metadata情報を利用したデータの取得や検索も可能になります。
const invoices = await stripe.invoices.search({
query: 'total>1000',
});
当日の登壇資料はこちら
自身の登壇では、Revenue OperationsとStripeでの取り組み方を紹介しました。
「Stripeダッシュボードでビジネスの状況をみる」だけでも、今開発に関わっているサービスがどんな状況かなどが伺えます。
また、未払いや不正請求など、対応が必要な案件を確認するためのTODOリストとしても使えると思いますので、ぜひお試しください。