[WP]WordCampセッションまとめ(GPL〜API編)
WordCampKansai2014 セッションデイのメモまとめです。まとめその1は11:15〜12:00のセッションから、「GPLライセンス」「ウェブサービスを3日で作った話」「WordPressとのAPI連携」です。
目次
*はじめに
当日諸事あって二日酔い状態で参加していました。
その関係でちょいちょいメモが取れていない箇所や記憶違いがあると思います。
「そんなこと言ってない!」「重要なポイントが抜けている!」などがありましたら、コメント欄やFacebookなどで躊躇無く突っ込みを入れてもらえると非常に助かりますm(_ _)m
WordCamp Kansai 2014デザイナーが感じたGPLライセンスとWordPress
登壇者:角田 綾佳さん
01:GPLとは?
「GNU General Public License」
*wikipedia:https://ja.wikipedia.org/wiki/GNU_General_Public_License
GPLには4つの自由がある。
- プログラムを実行する自由
- ソースコードを改変する自由
- コピーを再配布する自由
- 改変したソースコードを配布する自由
また、GPLから派生したものは全てGPLになるという決まりも存在する。
02:WordPressのお話
WordPressに関わる「2つのグループ」
1:「ユーザー」
コンテンツや画像を投稿する人たちのこと。
Q:なぜGPLのWordPressで投稿されたコンテンツは著作権で守られているのか?
→A:WordPressから派生したものではなく、オリジナルであるから。
「開発者」
テーマ・プラグインを開発する人たち。
開発されたものは全てGPLとなる。
Q:有料で制作・販売するようなビジネスは問題ないのか?
→A:無料でなければならないという制約は無い。
「受託制作・開発者」はどちらに所属?
受託制作者はユーザーサイドに所属する。
「ユーザーから委託を受けて、クライアントのサイトを制作する」という流れのため、GPLの範囲には当てはまらない。
Q:「納品した商品・制作物はGPLなのか?」
→A:ユーザー・クライアントとの取り決めで線引きしよう。
03:わぷーの話
わぷーもGPL。
WordPressを使って3日で作るウェブサービス Case:失恋.jp
登壇者:KITE(カイト)さん
Need a web service for XXXX
01:機能
サービスの中身は「投稿して、コメントする」の2つ。→WordPressの基本機能でまかなえる!
02:デザイン
重要視したのは「シンプル」と「レスポンシブ」。→Twenty Twelveを改変!
03:設定
管理画面の設定から、2項目を設定。
- Membership: anyone can register
- New User Default Role: Author
04:プラグイン
おすすめのプラグインはこの3つ
- Login LockDown:一定数失敗でログイン制限をかけるプラグイン
- Crazy Bone:管理者がログイン履歴を見れる
- Advanced Custom Fields:カスタム投稿タイプを作れる
05:その他実施したこと
「メディア」などの編集ページに行って欲しくないときの処理を追加し、管理画面の一部ページへのアクセス禁止を実施。
投稿画面へのリダイレクトという方法もある。
クラウドデータとWordPressのAPI連携
登壇者:堀家 隆宏(カクニン)さん
01:GoogleAnalyticsAPIとの連繫
できること:PVをもとにランキング表示。
従来の問題点:アクセスのたびにPVをDBに書き込むため、キャッシュの効果が弱まる。
GoogleAnalyticsAPIから引っ張ることでキャッシュ効果を100%活かすことができるように!
自作のプラグイン「simple GA Ranking」で実装できます。
GoogleAnalyticsAPIと連繫している。
02:AWSとの連繫
できること:ソーシャル上での人気記事を「関連記事」としてブログに表示する。
Amazon Kinesisを使用した関連記事配信サーバを用意して実装。
「Amazon Kinesis」は結構最近発表されたサービスで、ストリーミングデータをリアルタイム処理することができる。
事例サイト:キヌアまとめ
「WP Simple Related Posts」プラグインを使用して、アドオンを作ることで簡単に実装ができる。