Stripe Appsで実際にアプリを公開してみた話

この記事は、「JP_Stripes Advent Calendar 2022」9日目の記事です。 Stripeのダッシュボードに組み込みできる、「Stripe Apps」のアプリを開発・公開してみたので簡単に紹介します。 […]

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目次

    この記事は、「JP_Stripes Advent Calendar 2022」9日目の記事です。

    Stripeのダッシュボードに組み込みできる、「Stripe Apps」のアプリを開発・公開してみたので簡単に紹介します。

    作ったアプリ: Paymentlinks Query Addon

    公開したアプリは、Payment Links向けの便利アドオンです。

    https://marketplace.stripe.com/apps/paymentlinks-query-addon

    Payment Linksがサポートしているクエリストリング(メールアドレス・クーポンコード・UTMコードなど)を入力すると、それらが付与された形のURLを取得できます。

    また、クエリストリングのついた状態のQRコードを生成する機能も用意しています。

    作ってみての感想

    開発方面の話は、だいたいQiitaの一人アドベントカレンダーにて紹介しています。

    https://qiita.com/advent-calendar/2022/stripe-apps

    CSSはやはり苦手

    基本的にStripeが用意しているUIコンポーネントを並べるだけで作れます。

    Stripe > UIコンポーネント

    ただ、「ここはボタンを右側に置きたいな」「ちょっと色やフォントを変えたいかも」と思った時に、Flexboxの知識やStripe Appsで利用できるパラメタを調べるのに手間取りました。

    FigmaにUI Toolkitが公開されていますので、先にこちらでモックアップなどを作ってから実装しても良いかもしれません。

    Stripe SDKのためにサーバー立てなくていいの最高

    Stripeの拡張機能なので、Stripe SDKをガンガン使います。

    となると、これまではSDKを動かすためのAPIサーバーなどを用意する必要がありました。

    しかしStripe Appsでは、アプリ内でStripe SDKを呼び出すことができます。

    Stripe > UI拡張機能の仕組み

    useEffectの中でawait stripe.paymentLinks.retrieve()のような書き方をするのはすごく不思議な感じがしますが、気軽にコードが書けるので便利です。

    公開前レビューは英語、ただしすごく親切

    アプリを公開するには、英語圏向けに構築する必要があります。

    そのためこのアプリもUIテキストなどは全て英語です。

    公開前のレビュー結果についても英語で届きますが、スクリーンショット付きで対応が必要な場所を指摘してくれます。

    修正が必要なFBを受けたのが昔すぎて、画像がリンク切れしてました・・・

    特に英語表現の修正は、「こう変えてね」と提案までついていたため、その通りに変えるだけで対応できました。

    また、「Required(要対応)」と「Recommended(推奨)」でカテゴライズしてくれていますので、推奨項目についてはいったんBacklogやGitHubのIssueに起票するだけでもよさそうです。

    1アカウントにつき、1アプリしか公開できない

    実は並行してもう1アプリ用意していたのですが、この制限に見事に引っかかりました。

    まだベータ版なので、1つも2つもアプリを1社・1開発者が出してくるのは想定外だったのかもしれません・・・

    「新規アカウント」を作成して、そこから申請すればOKだそうですので、もう少ししたら2つ目の公開申請もしているかもです。

    公開した結果どうなったか

    コストや売上・ユーザー数について

    特にAWSなどの外部サービスも使わず、Apps内でのみ動く無料アプリとして手早く公開しました。

    そのため、特に売上などにつながっていることはありません。

    が、特にプロモーションもしていない割に、3ヶ月で80ユーザーを獲得しています。

    中の人として

    Stripe Appsを勉強するため & 一般の開発者が公開しようとすると、どんな流れになるかを知りたかったため、社内には特に何も言わずにアプリを公開しました。

    その結果、「なんか日本でアプリ作って公開してるやついるんだけど、Hideコンタクトとってくれない?」ってメンションが夜中に届いてめっちゃ申し訳ない気持ちになりました・・・

    公開できた時点でちゃんと報告しないといけませんね。

    今後について

    as a Service化してみたい

    個人的な開発と並行して取り組んでいたAWS EventBridgeとの連携系や、Qiitaの一人アドベントカレンダーなど、技術的にもアーキテクチャ的にもいろんな実験ができそうかなと思います。

    外部サービスの連携方法など、より踏み込んだ使い方を語れるようになれば、Stripe Appsを使ってどんなDXが実現できるかを伝えられる・・・と期待してます。

    自分で使いそうなものを作りたい

    あとは、個人的に運用しているStripeアカウントの方で使えそうなものを何か考えようかなと思っています。

    自分が使うものを作るのが、継続的な個人開発の秘訣だと思いますので・・・

    もしかすると、このブログの有料プランまわりなどをちょっと凝ってみるとかかもしれません。

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